レクサスみたいなお姉さん

GW頃からだろうか、ナンパに対する情熱がまた徐々に薄れてきた。

 

それでも2ヶ月近く毎日、ナンパには出ていた。

 

やる気が薄れているのにそれでもナンパに出続けるというのは、美女を抱くという夢をあきらめきれないからだ。

 

やりたい気持ちとやり切れない自分が葛藤してものすごくつらい。

 

声かけにも熱が入らない。

 

いつしかこう言われたらこう切り返す。

 

反射だけで声かけをするようになっていた。

 

シルエットが美女っぽかったらとりあえずテンプレ通り声をかけてみる。

 

そして反応がよければ、そこから頑張る。

 

雑なナンパで女性には申し訳ないけれど、これが今の僕にできる精一杯だ。

 

雑なナンパだから連れ出し率もすこぶる下がっているんだけど、下手な鉄砲も数撃ちゃたまに当たる。

 

地元の駅で歩き方が気高そうな女のシルエットを見かけて、声をかけてみた。

 

テンプレ+反射の切り返し

 

こんな雑なナンパを続けてていいのかしらと悲しくなるけど、立ち止めに成功する。

 

立ち止めてあらためて気づいた。

 

足長っ!この女、足長い!引くくらい長い!

 

まさかの9頭身。

 

身長が高いくせにさらに高いヒールをはいて、それなのに体幹がピシッと通っていてブレる気配がない。

 

私はその辺の女とは格が違うのよオーラが出ている。

 

その動き、しなやかさ、たたずまい、高級感!まるでレクサスの如し。

 

よしっ!彼女の名前はレクサスさんに決めた!

 

競歩の選手ばりにかっこよく歩いてたレクサスさんが立ち止まってくれる。

 

いい女にありがちな余裕あるから、とりあえず話聞いてあげるわよパターン。

 

あっ、これ頑張らなきゃいけないやつだと判断して、そこから連れ出し打診を頑張ったら意外にも連れ出せた。

 

カフェに行こうとしたら、カフェは満席。

 

そしたらレクサスさんから飲みに行ってもいいよの一言。

 

意外とノリノリである

 

そしてカウンターで隣同士座れるバーに移動。

 

レクサスさんは椅子の座り方もかっこいい。

 

レクサスさんは椅子の背もたれに背をつけない。

 

さすがレクサスである。

 

さっきまで会社経営者と会食してたレクサスさん。

 

もはや何をしてるのかわからない意識高い系キツメ美人。

 

謎が謎を呼ぶレクサスさん。

 

この気高さをベッドの上で堪能したい!

 

セックスしたい!

 

その情熱をトークにぶつけ、ホテルに誘えそうな空気にまで温まったと感じ、いざホテルチャレンジ!

 

~からのレクサスさんの堅い意志を持った『今日は帰ります』

 

悲しい現実にまたもや打ちのめされる。もう馴れっこだけどね(悲)。

 

そしてレクサスさんが帰った後に音声の録音時間を確認したらまさかの3時間っ!!(長っ!)

 

ここで聡明な読者の皆様ならお気づきだろう。

 

そう、3時間は時間かけすぎじゃね?問題である。

 

即日セックスするためには1時間で女の感情を沸騰させ、ピークエンドカットする。

 

頭ではわかっている。

 

だから僕も1時間でピークエンドカットしたいんだけど、僕のトークではいつまで経ってもピークがこない。

 

ピークがないのだからカットしようがないのである。

 

だが、これでもだいぶマシになってきた。

 

去年の秋ごろのどうしょうもない雑魚にひっかかってしまったという超ド級の美女が激しく落胆する様を目の前にし僕は絶望した。

 

思い出すと吐きそうになる。

 

あの時の僕はほんと酷かった。

 

美女が相手だと自分で連れ出しておきながら、ビビッて緊張しすぎてまともに会話ができなかった。

 

それでも、いつか絶対お前達を抱いてやる!とナンパを継続してきた。

 

するとほんのちょっとずつではあるが成長し、時間をかければ赤ちゃんがつかっても安心なくらいのぬるま湯程度には温めることができるようになり、そして今回のレクサスさんでは3時間くらいかけたタイミングでピークめいたものが感じられた。

 

体感的にはいい湯だなババンババンバンバンくらいの温度には温めることができたと思う。

 

しかし、いい湯だなババンババンバンバンくらいの温度ではセックスできないのである。

 

沸騰させなきゃいけない。

 

しかも短時間で。

 

そんなこんなで最近、THE RULE OF PLAYBOYをよく見返している。

 

最近といわず何度も見返してたけれど、時間が経って見返すと新たな気づきや発見があってビックリする。

 

自分が成長して見返してみてやっと気付ける事がいっぱいある。

 

佐藤さんがとんでもない事をさらっとやってのけているのがわかってくる。

 

こっから↓は現在の僕視点で見たTHE RULE OF PLAYBOYの感想なんだけど…

(認識が間違ってたらすいません)

 

佐藤さんが発する一言の女に与える情報量が多い。

 

情報量が多いというのは会話の内容はもちろんなんだけど、会話にプラスされる背景だったり、語尾だったり、抑揚だったり、人間性だったり、細かいところでさりげなく女性をいじって楽しませていたり、そういった細かい要素の蓄積が凄まじい。

 

細部に神が宿っている。

 

その情報量の多さが説得力を生みこの男になら抱かれてもいいと思わせる事ができてるのでは?という印象を感じながら、最近は細部にも注意して動画を見ていた。

 

それに対して僕の一言は薄い。

 

だから短時間で温まらない。

 

言葉の火力が弱い。

 

言葉とは人間力だ。

 

反省は多々あるのだけれど、これは失敗ではないと自分では思っている。

 

成功するまでの尊い試行なのだ。

 

だって今までの人生でできなかった事をできるようになろうとしてる訳だからね。

 

今が一番きつい時期なのかもしれない。

 

成長は実感できるんだ。

 

だけど、その成長が1日1日穏やかすぎて、1週間とか1ヶ月とかの単位では後退していってるようにも感じてしまう。

 

僕に才能があれば、最初のやる気に満ち溢れた状態の時に今の僕の悩んでる状況も駆け足で突き抜けれたかもしれない。

 

でも継続しているから、あとで振り返れば、1年前ではできなかったような変化もおきてるんだ。